第二章 幸せになれる・ストレス解消法講座
同じ環境にいても、ストレスを感じる人とそうでもない人がいることがありませんか。同じ刺激を受けてもストレスの感じ方には個人差があります。性格や体質による差もありますが、どんなタイプであれ覚えておいてほしいのが、私たちはみんな実はとても強いのです。私たちの中には、ちゃんとストレスに負けない力が存在しています。あとはその力を引き出せるような、自分に必要なスキルを身に受けていけば、ストレスに負けない強い自分になれるのです。
ストレスをマネージする
ではネガティブなストレスと上手につきあっていくにはどのような方法があるでしょうか。ストレスによる不快な情動を解消するためには、リラックスしたり、心地よいことをしたり、あるいは気分転換するなどさまざまな方法があります。ストレス解消の仕方には、状況によって差があったり、個人差がありますので一概にどの方法がよいとは断定できませんが、次のようなことを参考に、自分に一番あう方法で取り組んでみてください。
◊ストレス・マネージメント法◊ストレスの元を断つ
もしネガティブなストレッサーを断つことができるのであれば、その結果引き起こされるストレス予防・解消できることが確実にできます。例えば、仕事が多すぎてネガティブなストレスを感じているならば、仕事の量を減らしたり、転職をする方もいます。ストレスの元を断てばストレスはなくなるわけですので、ストレスになりそうな苦手な場所や人間関係を避けてみたり、関わる量を減らしてみるように心がけてみると、ストレス回避にとても効果があるでしょう。
無理のない範囲で賢く回避
実際はネガティブなストレスを完全に避けるのは難しいことが多いかもしれません。家族間の人間関係の問題や卒業目前の担当教授との問題などストレッサーを断つという選択肢が持ちにくい場合もたくさんあります。また転職や転校後の新しい環境へ慣れることからくる緊張や不安などの新たなストレス元が、待ち受けている場合もあります。ストレスを避けたいと思いすぎて、それがストレスになったりもしますのであまり無理のない範囲で、できる部分でストレス元を避けたり、軽減したりしてみてください。
休憩時間の活用
もし完全に避けるのが難しい場合は、休日をとったり、休憩時間を上手に使ってストレッサーを軽減したり、後で述べる簡単にできるリラックス法をしてみるのもいいでしょう。ストレス元を避けることは、逃げることではありませんん。自分の置かれている環境を出来る範囲で改善して良くしていくことなのです。
ストレスをストレスと思わない
ストレスを回避するだけでなく、多少のストレスを受けても、それを不快と感じないような思考の癖をつけていくことも一つの方法です。ストレスがポジティブなものになるかネガティブなものになるかは、受け止め方考え方で大きく変わってきます。ストレスの刺激を過剰に受け止めないような「認知」のパターンを身に付けると、ストレスにつよい自分になっていきます。
受け止め方でストレスを撃退
例えば同僚に嫌みを言われたとします。ここで同僚の感情や意見を自分の中に取り込んでしまうと、「自分はだめだから、こんなことを言われるのに値するんだ、自分のダメな部分を指摘されて恥ずかしい、悔しい、情けない」と自身がなくなってしまったり、落ち込んでしまったりします。また「なんて嫌みな人なんだろう。こんな人と一緒に働くなんて不快だ。イライラする」そう思うとなんだかイライラした気分になり不快な想いが自分の中にたまってしまいます。このとき「この人はこの人自身のストレスからこんな不快な言い方をするのだから、あまりこの人の言葉を気にしないでおこう。他の人が何と思おうと自分は自分なのだから」と考えた人は、同僚の不快な言葉にあまり影響を受けないで、ストレスが発生するのを防いでます。
大きな視点と心で見つめる
思考回路をうまく駆使すると、ストレスを弱めたり回避したり、いいストレスにしたりすることができます。認知療法で使われる方法です。ストレスの中にいると、ついつい客観的に物事が考えられず悪いほうにばかり考えがいってしまいます。そんなときは、空を見上げて、深呼吸して視野を広げてみてください。
ストレスへの反応をコントロール
もしストレスの元を避けたり、ストレスのとらえ方をポジティブに出来なかったとしても大丈夫です。ストレッサーを受けてゆがんでしまった状態を解消していけばいいのです。ストレス状態は、なんらかの刺激を受けて身体や心がゆがんでしまった状態です。でもこのゆがみはストレスを乗り越えようとする身体の自然反応です。締め切りが近づいて緊張すると睡眠を削って仕事や勉強ができるように身体が活性化されて眠くならなくなります。ただこれが度を過ぎて、眠る必要があるのに眠れなくなってしまうと困ります。このようにストレスを受けた後の反応が過剰になりすぎないように、自分でうまく身体の反応をコントロールすればいいのです。このようなストレス解消法として呼吸法やイメージ療法訓練法などのリラックス法が活用されます。
ストレスの対処法を増やす
身体に優しい対処法を心がけていく。ストレスを受けたときにとる行動は人それぞれです。健康的な選択肢を多く持つことはとてもいいことです。ジョッキングだったり釣りだったりマラソンだったり、スポーツや絵を書いたり、自分をいためるのではなく、自分を高めるような選択肢をより多く持っていたいですね。自然の中で自然と触れるのもとても素敵だと思います。また食事をバランスよく食べることも大切です。
サポートしてくれる人を持つ
あなたのまわりに困ったとき、辛いときあなたのことを理解したり、支えになってくれる人はいますか。ひとりで抱え込まないで話せる人をつくる。家族だったり友人だったり子供だったり、ふと何気なく出会った人でもサポートしてくれるかもしれません。サポートしてくれる人をもつことで、ストレスに対してもっと強くなれるのです。困ったときに話ができる人間関係をつくっていきましょう。
ストレス・マネジメントの仕方は人それぞれです。スポーツがストレス解消になる人もいれば、それが苦痛だと感じる人もいます。静かに読書や昼寝をするの一番のリラックス法と思っている人もいれば、何もしないなんて耐えられないという人もいます。自分に合ったストレス・マネージメントを行うことが大切です。
次回はストレス解消のためのリラクゼーションを書きたいと思います。

